デブサミで自分戦略についてしゃべってきた

いやぁ、ためになるセッションでした。
自分が若造でまだまだぺーぺーだと痛感させられましたね。
これに呼んでもらわなかったら今年はデブサミパスしようと思っていたので、呼んでもらって本当感謝です。

発表資料

話さなかったこと

この業界に入ったきっかけになった出来事

この業界に入るきっかけとなったのは、鈴鹿高専の推薦に受かったことです。
高専の推薦って、結構早い時期に合否が出るので、受験勉強から一抜けしちゃったんですよね。
一人だけ暇になっちゃって、先生からも「周りはまだ受験シーズン真っ最中なんだから、嬉しいかもしれないけど浮かれすぎないでね」とか言われちゃって。
で、「暇をつぶすために何かやろう。せっかくだから高専に入ってから役立ちそうなことやろう」と思い立ったんですよ。
その時やったのが、微積とプログラミングだったんです。
知ってる人は知ってるんですが、この時「Java というものが流行っているらしいからそれをやろう!」と思って本屋行って買ってきたのが JavaScript の本でした。まんまと罠にはまってますね。
なんという本だったか忘れちゃったんですが、サンプル集だったのは覚えています。
それを打ち込んで、マウスカーソルに追従するウザい画像だったり、時間とともに背景色が変わるページだったりを遊び半分でやりました。
サンプル集なのであまりプログラミング自体が分かったわけではありませんでしたが、面白かったのは確かです。
おぉ、なんかよく分からんけど俺すごい!面白い!!みたいな。
これがきっかけで、高専時代もろくに電子・電気のことはやらずにひどいことになってた感じです。

本と勉強会について

発表資料に載せた写真は、本を積んで写真を撮るのが一部で流行った時のもので、2009/7/10 のエントリのものなので、もう 2 年以上たつんですね。
あそこには 120 冊くらい写っているんですが、当時は確か 300 冊くらいあったので、あれで大体 1 / 3 ですね。
今ではもっと増えているんですが、人に貸したり弟に貸したり実家に置いてあったりで、もう全部を積んで写真を撮るとかできなくなっちゃいました・・・残念。
現在の正確な蔵書数は分かりませんけど、技術書だけで大体 500 冊くらいですかねぇ。
昔に比べると本からのインプットの相対量はかなり減ったと思います。
そのかわり、勉強会でのインプットの量が圧倒的に増えました。


勉強会というと、たまに「勉強会とか言って勉強してないじゃん」とか言う人もいます。
確かに、勉強会と言いつつフォーマルな雰囲気がない勉強会は多いです。
ともすれば、うちわで騒いでるだけじゃねーか、と思わるかもしれません。
いやまぁ確かに騒ぎたいというのもあってそこは否定しないし、うちわ感が出ちゃうのもどうにかしたいとは思ってます。
でも、だからといって勉強になっていないかと言うと、そうじゃないんですよね。
勉強会に参加して何かしらの気づきを得られるかどうか、そしてその気づきを学びに活かせるかどうかが大事だと思うのです。
そのために心がけていることとして、「否定から入らない」というのがあります。
人の意見を否定しちゃうと、そこで話が終わっちゃうんですよね。
なので、なんか肌に合わない話だな、と思っても、同意できる部分を探してみるのです。
そうすれば、何かの気づきにつながることもありますし、実は自分よりも深い部分を見ていて、それが単に今の自分の肌に合わなかっただけと言う場合もあります。

フォントについて

まとめを見てたら「使ってるフォントなんだろう」的なつぶやきがあったので紹介しておきます。
うずらフォント
基本的にはプレゼンはこのフォントを使わせてもらっています。
こわくない感じが非常に気に入っています。ゆるふわゆるふわ。

アウトプットを広める

やりすぎると自己顕示欲の塊に見えちゃうかも・・・とか恐れる人もいるかもしれません*1
でも、ちょっとでもそういう風な考えに至る人は、全然気にする必要はないと思いますよ。
・・・とは言っても、気になりますよね?
そういう人は、自分にルールを課してみてはいかがでしょうか?
例えば、「一つのブログエントリにつき、一回しか tweet しない」とか、「自分のオープンソースプロダクトに言及があっても、一日一回しか RT しない」とかそういう。

Quick Test Switcher

まだテストコードと実装コードを切り替えることしかできないんで、「こういう機能欲しい!」というのがあれば、どんどん連絡ください。
何でもかんでも実装するわけじゃないですが、実際に使っている人の意見は通る可能性も大きいので。
あ、あのロゴはまだあれで決定なわけではないですが、あんな感じのものになる予定です。

他の人のキーワードを拾う

情報発信

「自分には情報発信するようなものは何もない」と思ってしまう人がいるという現実に対して、「情報発信は最初の一回じゃなければならないなんてことはない」てのに激しく同意。
自分自身の発表スタイルって、すごい人たちにいろいろ教えてもらったことを自分なりに噛み砕いて、他の人に提供するというスタイルなんですよね。
全部が全部そうというわけじゃないけど、そういうスタイルの発表は結構多いです。
俺は能力的にはあくまで普通側の人間だという自覚があるんですが、俺の周りにはすごい人たちがいっぱいいて*2、その人たちにいろんなことを教えてもらっています。
難しいと思っていたことを、その人たちが分かりやすく説明してくれたりするんですが、その人たちにとっては既に分かりきったことなので、今更それを発表したりとかってことはあんまりないです。
でも、世の中には俺と同じように難しいと思って苦しんでいる人たちもいるので、その人たち向けの高速道路が提供できたらいいな、と思ってブログにまとめたり発表したりしています。
もちろん、アウトプットすることで自分の理解を深めたい、という思惑もありますが。

英語

英語で情報発信すると確かに受け取れる人は増えますよね。
でも、やっぱりまずは日本人に向けて情報を提供したいです。
べ、べつに英作文が苦手ってわけじゃないんだからねっ!
・・・あ、はい。苦手です。いいわけです。頑張ります。

環境を含めて自分の価値

目から鱗でした。
こんな考え方したことなかったなぁ。
Dis るのは楽なのでそこに逃げちゃいがちですよね。ちょっとこれからは安易に環境を Dis らないように気を付けようと思います。

全体を通して

自分の自分戦略はこれまでの自分がやってきたことの整理にはなったので、それなりに有意義ではあったんですが・・・
それを圧倒的に上回ったのがみなさんの発表が間近で聞けたこと。
すごいためになったし幸せでした。
もっともっと、精進しないといけないですね。

*1:そうじゃない人はどんどん広めていきましょう

*2:勉強会で出会った人たちとか、本とか