TDD Boot Camp 名古屋を振り返って
TDD Boot Camp 名古屋を終えては連絡的な意味合いの強いエントリでしたが、こちらはイベントの感想になります。
一日目
一日目は、ペアプロによる TDD の実体験と、レビュー・・・を、見て回りました。
色々な言語の、色々な人によるコードを見ることができて、とても面白かったです。
1 つの島に複数の言語を混ぜた*1のはなかなか良かったかな、と思う反面、予定していた時間を軽くこえてしまうほどの熱中具合だったのは反省点です。
それとまさか、OCaml で 2 ペアもできてしまうとは全く予想していませんでした。名古屋すごい。
前から「いつかは会いたい!」と思っていた id:kaorun55 (かおるんさん) とお話しすることもできました。ばたばたしててじっくりお話しすることはできなかったので、次はじっくりゆっくりお話ししたいです。それはそうとかおるんさん、イケメンすぐる・・・
懇親会までの時間、名古屋アジャイル勉強会主導でふりかえりを行いました。
- Keep
- http://www.flickr.com/photos/eitoball/4783015814/in/set-72157624469633828/
- Problem
- http://www.flickr.com/photos/eitoball/4783015610/in/set-72157624469633828/
- Try
- http://www.flickr.com/photos/eitoball/4783015330/in/set-72157624469633828/
たくさんの意見、どうもありがとうございました。
懇親会
懇親会は立食パーティーの形式だったのですが、ずっと歩きっぱなしだったのでこの時すでにへとへとにw
ほとんどを座ってお話ししてました。
懇親会後
懇親会後、会場に戻ってからは何ヶ所かで議論や講義的なものが自然発生しました。
俺この時間何してたかほとんど記憶にないんですよねw
一日目の KPT を眺めながら、ふりかえりをしていたのは覚えているのですが・・・あれ、それって懇親会前だっけ・・・?
次の日に使ういい感じのレガシーコードを提供してもらったのは、たしかここのはずです。提供してくれた中山さんに感謝!
宿泊
部屋割りは、東海勢と非東海勢がほぼ半々だったので、参加申し込み順に並べて組み合わせることにしました。てきとーです。
同室になった @mrxptn (すずきさん) と、LINQ の話とか Scala の話とか、学校の在り方的な話とかできてとても楽しかった!あと彼はさわやかナイスガイでしたよ、っと。
北陸のときと同様、日付がかわる前には寝てしまいました。次こそは・・・!
で、翌朝。筋肉痛一歩手前。・・・弱すぎるだろ俺!運動不足を痛感した朝でした*2。
朝食を食べた後、ホテルの人とちょっと打ち合わせをして、自室に戻ると @mrxptn が復習してる!素晴らしい!!
せっかくの機会なので、勝手に復習のお手伝い・・・お手伝い、できてたのかな・・・NUnit の素晴らしさとか、テストのリファクタリングとかについてお話をしました。
朝会
会場に早く着いたスタッフやそのほかの方と、一日目の KPT で出た問題をカイゼンすべく、ぬるぬると朝会的なものをやりました。
運営や会場に関する問題は、割と解決できたのでこれはとても良かったです。
名古屋アジャイル勉強会、素晴らしいですね。
それとは別に、テーブルごとの朝会も名古屋アジャイル勉強会主導で行ってもらいました。
この朝会のおかげで、みんなの緊張感がいい感じにほぐれたようでした。
二日目
二日目は言語ごとにレガシーコードに立ち向かう乱捕り形式の実習・・・を、やっぱり見て回りました。
レガシーコードを提供してくれた皆さん (biac さん、id:Akineko、id:coolstyle、id:kaorun55、id:papamitra)、どうもありがとうございました!
Java 組が多くなったのは予想の範囲内で、2 チームに分割したのですが・・・Scala チーム、多すぎw
Scala チームも分割した方が良かったかもしれません。ただ、Scala チームの盛り上がり具合は見ていてとても楽しかったw
これは大人数でないと、あそこまで盛り上がらなかったかもしれません。
二日目は一日目の反省を踏まえ、各チームごとの発表時間を余裕をもって設定したこともあり、大体予定した時間に終わることができました。
だがしかし。だがしかし、後片付けに思いのほか時間を食ってしまったのは反省点ですね。もうちょっと時間を取っておくべきでした。
スタッフによるふりかえり
イベント終了後、スタッフによるふりかえりを行いました。
次の TDD Boot Camp の話も、イベント中や、イベント終了後の Twitter で見かけました。ここで行った振り返りは、次につなげるために是非活用してもらいたいと思います*3。
打ち上げ
スタッフのみんな + id:t-wada (和田さん) と打ち上げへ。id:clairvy (クラなんとかさん) ・・・いや、やめておこう。
打ち上げの中でちょっとだけ出た話題、「なんで読書会とかじゃなくて TDDBC?」ですけど、これは、多くの人に自分が TDDBC で掴むことのできた感覚を知ってもらいたい!という思いが一番大きいです。
小さな一歩を積み上げることや、テストが設計を駆動していく感覚、そういったものを習得するには、TDDBC は最適だと思うのです。やはり、一人でやるよりもみんなで一緒に、時には議論しながらやった方がいい。
でも、場所やスケジュール、その他の問題によって参加できなかった人がいるという現実もありました。
そこで、自分の地域でもやってやろう!と、そういう思いで「TDDBC やりたい!」と手をあげました。
はじまりはこんな感じですが、実際に運営をやってみると、大変だけどとても楽しかったです!
ありがとうございました!!
今後に向けて
今後の TDD Boot Camp に向けて、いくつか改善すべきだと感じた点などを挙げておきますので、参考になれば・・・
一日目の KPT で、ペアプロに関するものが Keep に多くありました。しかし、「人に見られるとコードが書きづらい」*4や、「ペアプロ緊張する」など、Problem にも見逃せない意見がありました。
これらは、Try にあった「TDDBC 東京にあったようなポジションペーパーがあると良いと思った」という意見や、Problem にあった「参加者間のアイスブレークが欲しい(ペアプロするし)」という意見を参考にすれば解決できるはずでした。
二日目の KPT で、「15 時で気力・体力の限界がキタ」「途中ねむくなった」とあったのは、明示的に休み時間を決めなかったのが問題でした。休み時間も最初からスケジュールに組み込んでおくと、もし時間がずれても「休みをどこかで入れなきゃ」と思えるので、そうした方が良かったかもしれません。
スタッフでのふりかえりの中で出た意見として、「スタッフ及びロールの整備」「ナビゲータをおく」というのがありました。特に二日目に言えることですが、自然にチーム内にナビゲータができたので良かったものの、やはり運営側がナビゲータを用意した方が望ましいと思われます。
参加者の応募の段階で、過去に TDDBC に参加している方がいる場合、その方にナビゲータ役をお願いするという方法もありだと思います。
ほかに、「予算はドリンク代をみておく」というのもありました。
そのほかに、
- 手本コードを用意する
- 会場で CI 環境を用意する
- バージョン管理も絡める
というのを後から思いつきました (思い出したものもある)。こういうのも次回以降余裕があればやれたらいいのかな、と思います。
もし「自分のところでも TDDBC やりたい!」という考えを持ったのであれば、あとは行動あるのみです。
Twitter なりメールなりで連絡をくれれば、できる限りお手伝いしますし、相談にものります。気軽にどうぞ!