残りの10%
やねうらおさんのブログで興味深い記事があったので少し。
以下そこからの引用です。
私はいつも『Joel on Software』の一節を思い出す。その通りだ。C++もC#も似たような言語で、C++を使いこなしていた人にとってC#を扱うのは赤子の手をひねるようなものだろう。だけど、本当に難しいことはそんなことではないのだ。「勉強すれば出来るよ」「必要になれば調べるからさ」「仕事じゃないから本気になれない」なんて言ってるうちは、まだまだなのである。その一番大切な(?)残りの10%を知るために2、3年かかるかも知れないのだ。そして、その残りの10%はどんな本にも載っていないかも知れない。マイクロソフト公式のドキュメントにすら嘘の記載があるかも知れない。これがプログラミングにおける難しさなのだ。
つまり、あなたが日常使うことの90%は1週間で学習できるが、残りの10%を知るためには2、3年かかるかもしれないということだ。「やってほしいことがあれば何でも、本を見つけてやり方を覚えるよ」と言う人たちに対して、本当に深い経験を持ったプログラマが光り輝くのは、そういう領域においてだ。
こういったことが分からない人が多いように思う。
「必要になってからやるよ」と言うのだけど、そんなときに果たして時間があるのかどうか。
まさにその10%の部分で2、3年かかる事だってありうるのだし。
ということで、時間のあるうちにできる限りのことはやっておいたほうがいいと思う。
#ま、残りの10%を習得するためには、まず90%分やらなきゃいけないんだけどね:-P