セオリー本

マイコミジャーナルレビュー記事を出したみたいなので読んでみた。
「これで最後」って言ったけど、ちょっとヨイショしすぎでは?と思ったので一応。

本書で紹介されているセオリーでも、状況によっては現実的でなかったり、首を傾げざるを得ないような例が含まれている。セオリーとは教えられた内容を鵜呑みにするのではなく、原理をよく理解した上で使うことが重要だという前提を忘れてはいけない。

【レビュー】BOOK REVIEW - 定石を学んで上級プログラマを目指せ | 開発・SE | マイナビニュース

見出しはセオリーとして十分通じそうなのに、中身は首を傾げざるを得ないものばかりな気が。

ただし、多くのセオリーは言語に依存しないで活用できるものなので、サンプルコードは理解の手助けという位置づけでとらえるのがいいだろう。

【レビュー】BOOK REVIEW - 定石を学んで上級プログラマを目指せ | 開発・SE | マイナビニュース

言語依存のセオリー(?)も結構多いし、本来言語依存じゃないはずのものまで言語依存*1になってたりしますけどね。
そんなことより、内容がおかしいところが多い*2から、この本は基本的に活用できる部分はないと考えた方が安全だと思う。


というか、言語非依存のセオリー(?)で本を一冊書くのって無理なんじゃないかな。
言語を絞れば十分実現可能だろうけど。



最後に、技術評論社の今の状況。

ただいま弊社在庫はございません。

プログラミングのセオリー プログラムの価値を高める"定石"を学ぶ:書籍案内|技術評論社

だってさ。
増刷が無さそうなのは残念でしたね、矢沢さん


プログラミングのセオリー

プログラミングのセオリー

*1:更には環境依存。矢沢さん風に言うと、「行儀の悪いコード」

*2:例えば、ソースが仕様書(設計書だったかな?)だ、のあたり。ソースにコメントを記述しまくってるからソースが仕様だ、という発想はなかったw