実践 F#
- 作者: 荒井省三:いげ太
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: 大型本
- 購入: 6人 クリック: 254回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
いげ太さんから頂きました。ありがとうございます!
非常に素晴らしい本でした。
気になったところ
が、まずは気になったところから(ぇ
実践F#はtypoが多いのと、日本語としておかしいところが目につくのが非常に残念
と発言した通り、残念な点はありますが、
なお現在、技術評論社のサイトに正誤表などのためのサポートページを準備中です。いましばらくお待ちください。 #PracticalFS
と、改善に積極的で素晴らしいです。
それに、誤字脱字の類は著者の問題というかむしろゲフンゲフンなのでゲフンゲフン。
誤字脱字以外のもので特に気になったのが、
- 「実践」と名前が付いているのに FsUnit とかについて言及無いのが残念*1
- 最初は知らない方がいい (と、個人的に思っている) ものまで説明してあって残念*2
- option と null の話が中途半端な気がする*3
と、主にこの 3 点です。
良いところ
この本のいいところは、解説が非常に丁寧なっているところです。単なる機能の説明にとどまらずに「なぜそうなっているのか」や、「そうなっていると何がうれしいのか」といったことにも言及されていてとても素晴らしいです。
ですので、この本は入門書としても使えますし、F# をある程度知っている人にとっても非常に有用なものになっています。
プログラミング F# はどちらかというと機能を淡々と説明していくタイプの本なので、より多くの機能を紹介できてはいますが、この本を入門書にしたり、この本で F# の文化を学ぶというのは結構な労力が必要だと思います *4。
それと、この本正月中ずっと読んでいたんですけど、かなりボリュームがあります。にもかかわらず 3,200 円 + 税というこのコストパフォーマンスも素晴らしいです*5。
F# に興味がある人や、関数型プログラミングに興味がある人には是非読んでほしい本です。
みんなで F# しようぜ!