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C#でのテスト(2) nantによるビルドの自動化

C#でのテスト(1) テスト用プロジェクト(?) - ぐるぐる〜に続いて、今回はnantを使ってビルドを自動化する。


その前に、Visual Studio上でNAntの設定ファイルのIntelliSenseを働かせるように設定しておく。

NAntをダウンロードして解凍すると、schemeフォルダの中にnant.xsdというファイルがあるので、これをVisual Studioのインストールフォルダ*1XmlSchemeフォルダ内にコピーする。
これで、ルート要素*2のxmlns属性にhttp://nant.sf.net/release/0.85/nant.xsdを指定することで、IntelliSenseが効くようになる*3


NAntのビルドファイルは、default.buildとして保存する。

  • ソリューション'TestSample'
    • TestSample
      • Properties
      • 参照設定
      • Tests
        • UnitTest
          • HelloWorldTest.cs
      • default.build
      • HelloWorld.cs
      • Program.cs


default.buildの内容は、出発点として以下のものを使用する。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<!-- xmlsを指定することで、Visual Studio上でIntelliSenseが効くようになる -->
<project name="TestSample" xmlns="http://nant.sf.net/release/0.85/nant.xsd">

    <!-- リリース用ビルド -->
    <target name="build">
        <!-- Releaseディレクトリが無ければ作成する -->
        <mkdir dir="bin/Release" unless="${directory::exists('bin/Release')}"/>
        <!-- デバッグモードをoffでコンパイル -->
        <csc target="exe" output="bin/Release/TestSample.exe" debug="false">
            <sources>
                <!-- すべての.csファイルが対象だが、 -->
                <include name="**/*.cs"/>
                <!-- Tests以下のファイルは対象外 -->
                <exclude name="Tests/**/*.cs"/>
            </sources>
        </csc>
    </target>

    <!-- デバッグ用ビルド -->
    <target name="debug-build">
        <mkdir dir="bin/Debug" unless="${directory::exists('bin/Debug')}"/>
        <!-- デバッグモードをonでコンパイル -->
        <csc target="exe" output="bin/Debug/TestSample.exe" debug="true">
            <sources>
                <!-- 対象ファイルはリリース用ビルドと同じ -->
                <include name="**/*.cs"/>
                <exclude name="Tests/**/*.cs"/>
            </sources>
        </csc>
    </target>

    <!-- すべてのテストを実行する -->
    <target name="test" depends="debug-build">
        <mkdir dir="bin/Test" unless="${directory::exists('bin/Test')}"/>
        <csc target="library" output="bin/Test/TestSample.dll">
            <!-- 必要なdllとテスト対象のexeを参照する -->
            <references>
                <include name="bin/Debug/nunit.framework.dll"/>
                <include name="bin/Debug/TestSample.exe"/>
            </references>
            <!-- コンパイル対象ファイルはTests以下のcsファイル -->
            <sources>
                <include name="Tests/**/*.cs"/>
            </sources>
        </csc>
        <!-- 必要なdllをコピーする -->
        <copy file="bin/Debug/nunit.framework.dll" tofile="bin/Test/nunit.framework.dll"/>
        <!-- NUnit2を実行する -->
        <nunit2>
            <!-- プレーンテキスト形式で結果をコンソールに出力 -->
            <formatter type="Plain"/>
            <!-- コンパイルしたdllを指定する -->
            <test assemblyname="bin/Test/TestSample.dll"/>
        </nunit2>
    </target>
</project>

このファイルのある場所でコマンドプロンプトを開き、

nant build

とすることでリリース用のビルドが指定したフォルダ以下に作成される*4
ポイントは、excludeでTestsフォルダ以下のファイルをコンパイル対象外としていることで、そのほかには特に特別なことはしていない。


Visual Studio上ではDebugモードで開発、TestDriven.NETによるテストを行い、そのままデバッグ・実行をし、リリース用のビルドはNAntで行う。
上のファイルでテスト用のtargetも記述してあるのは、CIツールで使用することを見越して作成してある。


次はちょっとした番外編を予定している。

*1:64bit版のVistaならC:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 8

*2:project

*3:NAnt0.85の場合

*4:もちろんnantにパスが通っている必要がある