名詞抽出

オブジェクト指向について色々なところで盛り上がってますね。今日はそのなかから一番違和感のあったものを。

名詞抽出をママゴト遊びだと批判する声もあるが、ヒアリングから設計に至る過程で、脳の内部的に名詞抽出をやらない人はいないだろう。

モデル弄り

結果的に名詞が抽出されるようなこともあるけど、「名詞を抽出しよう」という作業は脳内ですらしない。興味があるのは、「共通性と可変性」が一番であって、「名詞」にはない。
で、この後には上の部分が前提となって話が進んでいるからなんとも・・・


また、

身近に専門家(研究者)がいるので、議論を通じて上記のような認識に至っている。

モデル弄り

ともあるけど、研究者だからといって正しいとはいえませんしねぇ*1。なんというか、オブジェクト指向は限りなくバズワードに近いんですね、多分。別に名詞を抽出するオブジェクト指向を否定することはしないけど、それは最善の方法じゃぁない。
多くの人が名詞を抽出してクラスを発見することがオブジェクト指向的な考え方だと思っているようだから、目指すところは完全に違うけど、それも1つの「オブジェクト指向」でいいんじゃないかな、って感覚。


UMLに関しては・・・
まぁ、あってもいいと思う。それを分析、設計の唯一無二の道具として使うのはさすがにアレだけど、プログラムの分析というか、説明というか、そういうものにはいいんじゃないかな、UMLって*2

*1:この部分はJavaBlackさんとは意見が違います

*2:クラス図とシーケンス図でお腹いっぱい